「デキる人」は新人時代に
どんな働き方をしていたのか?

 転職先の会社も当然、「デキる人」を採用したいに決まっている。ステップアップを目指すのであれば、今の会社でまず「デキる新人」になって、転職に向けた武器を磨かなくてはならないのだ。

 そこで、筆者が今まで「仕事のデキる人」たちに聞いてきた、「デキる人が新人時代にやってきたこと」の中から、筆者も大事だと痛感してきたことを加え、若手に役立つ7つのポイントを紹介していこう。

(1)仕事だけをがむしゃらにこなす

 ワークライフ・バランスが注目される昨今であるが、何も経験のない新人が成功するには、2~3ヵ月間、がむしゃらに仕事することが必要だ。実力も経験も知識もなくてもかまわない。「自分が一番最高の仕事をやる」「すごい成果を出して、みんなを驚かす」と生意気なほどのガッツを持ち、貪欲に仕事をこなしていこう。

 前述のインドネシア人同僚は、12年間仕事だけに力を注ぎ、資格の勉強は一切しなかったそうだ。シニアポジション取得者のなかでは珍しいが、彼女のように、あれこれ手を広げず「転職市場で求められるキャリアを高度化させる」ことで、転職の強みにしてしまうのも1つの手だ。

(2)同じチームはもちろん、部署を超えて交流する

 部署・部門を超えて出会う人たちとも、進んで挨拶を交わす。さらには、ランチやお茶の機会をつくって積極的に交流に励み、会社で親しくできる人たちを増やす努力をする。交流関係が広がれば、仕事で困ったときにも相談しやすくなるだろう。

 また、昇進すればするほど、会社のメンバーとのコミュニケーションを上手くとり、仕事を円滑に回すスキルが求められるようになる。新入社員時代からコミュニケーションスキルをしっかり磨いておくとおトクである。

(3)覚えられると思うな。なんでもメモ!

 心理学者、ヘルマン・エビングハウスの研究では、「暗記しても復習しなければ、明日には7割近く忘れてしまっている」として、次のような報告が行われている。