◎文法不要! 和訳不要! 書き取り不要!
◎親は教えなくていい! 隣でただニコニコして座っているだけでいい!
◎「1日たった5分のらくらく単語暗記法」を楽しんでたら、小2で英検準2級合格! 地方公立からハーバード合格!
◎週1回、たった75分の授業で、大学入試レベルの単語帳を小学生が音読!
……こんな英語教室が、九州の大分駅近くにあるのをご存じだろうか?
英語教室を運営する傍ら、これまで4~18歳の3000人の子どもたちに実証済。長女が大分県の公立小中高からハーバード大学、ジュリアード音楽院合格とありえない成果を出し続けている、廣津留真理氏の最新刊『英語で一流を育てる──小学生でも大学入試レベルがスラスラ読める家庭学習法』が発売早々第4刷となった。
今回、再現性重視の観点から、最新ハーバード生200名リサーチを敢行。衝撃の事実が判明したという。
セレブ家庭でない普通の家庭の大分県の子どもたちに、どうやって本当の英語力をつけているのか?
一体全体、どんな「奇跡の勉強法」なのだろうか?
理系の才女を育てた父と母の愛情
前回に続き、ハーバード生の中で、もうひとり紹介しましょう。
キーガンはハーバードで医用生体工学を学び、実験室と数字をこよなく愛する女子学生。
女子の理系(STEM:Science, Technology, Engineering and Mathematics 科学・技術・工学・数学)嫌いをなくす活動もしています。
そんな彼女が英語を家庭で学んだ方法もユニーク。
まず、幼いとき、ABCや単語のつづりは、お母さんがつくるチョコレートプディングに指で書いていたそうです。
うれしそうな姿が目に浮かびます。
共働きの両親は、仕事から帰ったら本を読んでくれるのはもちろん、お父さんはキーガンのために、寝る前に創作童話を話してくれました。
主人公は、聡明で勇敢な女の子。
「なりたいものに何でもなれるんだよ」と言う主人公には、実はお父さんの娘への思いが込められていました。
キーガンは、
「父のおかげでアイスホッケーから生体工学まで、男子学生に混じって明るく自然体でやってこれたのだ」
と語ります。
また、生物を愛するきっかけは、お母さんと一緒にりんごを植えたこと。
これにより、種から大きな木へ、そしてまた種をつける生命の循環と命を世話する責任感を学んだと言います。
いまは立派に成長したりんごの木。
学習とは単に丸暗記や短期的なものではなく、長い眼で見た、五感を使って会得するアートなのだと気づかせてくれるエピソードです。