たとえば、食べたいものに“こだわり”を持って注文すること。ハンバーガーを注文する際、フライドポテトがついたセットがあって、ハンバーガー、ドリンク、フライドポテトとそれぞれに買うよりもお得だとしても、そもそも不要なものは買わないのが一番安価なはずです。何を食べたいか、という思考の後に「こっちの方がお得だからついでにこっちにしておくか」と考えてしまうと、過剰な糖分・脂肪分を摂ってしまいます。ランチでよくある丼と麺類のセットもそうですが、「お得」に流されずに食べたいものにこだわることで、自分の身体が必要としているものに気づくスキルも磨けます。

 仕事ができる人は、仕事の仕方やスーツの着こなしなど、ジャンルにとらわれず何かこだわりを持っている人が多いと思いますが、食に関してもこだわりがあることが多いと言ってもいいでしょう。そういう人からは、お金をかけることを重視しているのではなく、自分の好きなものに忠実であるという印象を受けます。

 将来の健康のために毎食気合を入れるより、日々のこだわりを積み重ねて、そうして浮いた50円なり100円を使ったつもりで貯金したら、月に一度、ちょっと豪華なランチを食べることだってできるかもしれません。

夏場の水分は果物でも補給できる
飲み物を買うよりも食事にお金をかけよう

 これからの季節、飲料を買う場面が多くなるかと思いますが、ここでも「少しだけ背伸び」を意識して、その内の1回は果物を買うようにしてみてください。果物であれば、ビタミン補給も兼ねることができるからです。

 一方で、飲み物の工夫でも食費の削減ができます。会社にいる場合、わざわざ買わなくても飲みものがある場合が多いでしょう。食費は抑えようと思うのに、飲料代には目を向けない人は意外と多くいますが、100円や150円の積み重ねは大きいもの。特に、営業職など外回りの多い人の中には、食費と飲料費を家計簿アプリで管理してみると、そのバランスに驚く人もいらっしゃいます。

 また、食事中の水分のとり方にも気をつけたいものです。夏場は発汗量も増えますし、こまめな水分補給は欠かせません。ですが、冷たくて喉越しの良いものばかり好んで食べ、その食事中に冷たい飲み物を勢いよく飲んでいたら、身体を冷やして、消化機能も低下してしまいます。それは、せっかく摂った栄養を効率よく使えないことにつながります。