骨がゆがみの主な原因は、すでにご紹介した「食事」「電磁波」のほかに、「かみ合わせ」「事故」「ストレス」があります。そのメカニズムをご説明しましょう。

かみ合わせの悪さが頭痛や腰痛に

 歯のかみ合わせが悪いと、頭痛や腰痛など体調不良の原因になったりします。かみ合わせの悪い状態では、顎関節にひずみが生まれ、痛みが出てきます。

◎側頭骨にある顎関節
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 顎関節とは、下あごの骨と側頭骨がドッキングしている部分です。この顎関節は、じん臓にトラブルが起こったときに脳へ知らせるポイントと同じです。そこに痛みを感じると、脳はじん臓が悪いとかん違いして、じん臓にまちがった救助隊を送ってしまうのです。まちがった修復を受けたじん臓はダメージを受け、脳にホンモノのSOSを送ります。

 このSOSの信号によく反応する筋肉に、大腰筋があります。これは、腰椎の椎間板のなかにまで繊維をのばしている筋肉です。SOSによって大腰筋が緊張すると、椎間板がギューッと引っぱられ、強い腰痛が起こってしまいます。

 大腰筋の緊張による腰痛は、かみ合わせが悪いことによるダメージのなかで、なんとかじん臓を守ろうとして生じている痛みです。

 大切なのは、カイロプラクティックのクリニックなどで、骨のゆがみの原因が、歯のかみ合わせなのかどうかを見極めてもらうこと。かみ合わせタイプだとわかったら、歯科で調整してもらうことが先決です。

 かみ合わせを調整すれば、それらの症状を改善することができます。