おススメ「がん保険」その2:セコム損保「メディコム」
治療費について一切、心配したくない人に
「がん」治療にかかる「自己負担はゼロ」というコンセプトが明確な商品です。仮に「診断給付金」が200万円あっても300万円あっても「もっとお金がかかったらどうする?その可能性はゼロではないはずだ」と、考える方にお勧めです。
「メディコム」の特徴は、診断一時金100万円に加えて、「がん」治療にかかった費用を「全額補償」する点です。したがって、通常の保険診療で「健康保険」の7割負担を引いた残りの3割の自己負担分もカバーされます。さらに「健康保険」が適用されない「自由診療」や「先進医療」についても、対応しています。
一般に「メディコム」の難点としては、中高年以降、保険料負担が大きくなることがあげられます。仮に30歳から80歳まで「メディコム」に加入し続けた場合、お客様が払い込む保険料の総額は、男性で約434万円、女性で約326万円にのぼります。たしかに大きな買い物です。
ただ、中高年以降、特に老後に保険料負担が急増する点を逆手にとる方法があると思います。30歳から80歳までの保険料払い込み総額に占める60歳以後の保険料の割合を調べると、男性で約75%、女性で約57%もあります。そこで、60歳まで期間限定で加入するといった使い方が考えられるのです。
たとえば、30歳で加入する場合、男性1430円、女性1920円という保険料は、「ネクスティア生命」と比べると、男性で2倍強、女性では3倍弱です。とはいえ、ネクスティア生命が「診断給付金」100万円と「入院給付金」日額1万円という保障内容に対し、「メディコム」は治療費の全額負担です。単純に割高とは言えないでしょう。
また、30歳から60歳までに限ると、30年間の保険料総額が、他社の人気商品を下回ることもあります。やはり、一定期間の利用を前提とする場合は、優先的に検討していい保険だと思います。