突然ですが、生き物たちのこんな「せつない」真実をご存じですか?
◎ ワニの脳はオレオより軽い
◎ ゾウはジャンプができない
◎ サイは悲しそうに鳴く
このような、生き物のせつない側面を紹介した書籍「せつない動物図鑑」が話題沸騰中。仕事の雑談ネタに、夏休み中のお子さんに、飲み会のつかみに……思わず誰かに話したくなること間違いなしです。
うらやましいけど、ちょっとヤダ……
――カタツムリの目は切られても再生する
カタツムリの目は触覚の先についていて、切られても再生します。これだけでびっくりですが、もっとあぜんとする話をしましょう。
じつは、オカモノアラガイというカタツムリの触覚には、ロイコクロリディウムという寄生虫がすんでいることがあります。これに寄生されると触覚はふくらみ、緑・黄・赤の3色しまもようをつくり、のたくたとうごめくのです。
寄生虫の目的は、カタツムリの触覚をイモムシのように見せかけること。すると、鳥がまんまとかんちがいして、寄生虫もろとも触覚を食べてくれます。やがて鳥はそれを消化して、寄生虫入りのうんこをします。そのうんこをカタツムリが食べ、寄生虫は新たなカタツムリの体内にすみつくというわけ。この奇妙なサイクルは、地球のかたすみで永遠にくり返されています。
オカモノアラガイって、どこにいるの?
寄生虫に狙われ続けているオカモノアラガイは、日本やロシアの水辺に生息しています。湿った場所を好み、主食は落ち葉などです。