「『それくらいは○○さん(兄嫁)がやった方がいいんじゃない? 健康のためにも少し体を動かさないと』と言うと、一瞬その場がシンとなりました。兄嫁は急な展開に驚いたみたいでしたが、すぐに『今動くとこの子が起きちゃうから』と決然と言い、対決する姿勢を見せました。母は『お茶くらい私が入れるわよ』とその場を取り成そうとしましたが、『いいからちょっと聞いて』と僕が制止。この際はっきりさせておこうとすべてをぶちまけることにしました」

 この家は少しおかしい、赤ん坊を大切にすることはいいけどこれでは兄嫁がまるで王様である、兄嫁がそれを当たり前のようにしているところもおかしい……といったことをBさんは述べたてた。消毒液の件についてBさんが触れると、兄嫁は「この子に変なバイ菌がついたらあなた責任取れるんですか?」と反撃。激しい応酬が始まった。

 兄嫁は徐々にヒステリックになっていき、やがて「こんな野蛮な人と同じ部屋の空気は吸ってられない。この子にもよくない!」と叫んで寝室に引き上げていった。兄から「お前は言い過ぎだ」と言われたBさんは「兄さんはおかしい」と反論。今度は兄弟で言い合いになった。

「あんまり腹が立ったんで、よっぽど『この家とはもう二度と関わらない!』といって帰ろうかと思ったんですが、それがたぶん兄嫁にとって一番嬉しい展開だということもわかっていた。その修羅場があってから二日間実家に滞在して、帰り際、僕に一言も口をきかなくなった兄嫁に向かって『なんかあればいつでも帰ってこれる距離にいるんで』と言って実家を後にしました」

 Bさんは兄とは和解し、兄と母とは連絡を取り合っている。しかしこれ以来、帰省することはあっても兄嫁と口をきくことはないそうである。