・交通安全を守るためのルールづくりについて……
・悲惨な交通事故が、被害者に何をもたらすか……
・交通事故のデータをピックアップして、過去との推移を比較する……
・最新自動車が、どんな安全対策に取り組んでいるか……
いろんなことが考えられます。何を書こうか迷っている間に、相当な時間が奪われます。テーマがあまりに漠然としていて、「とっかかり」がないのです。これでは、誰が、何のために読むのかイメージが浮かびません。迷いながら書くことになれば、実際に書くスピードも遅くなります。
そこで、目的を「交通事故防止」、読者を「高齢者」と定めたらどうでしょう。
上阪徹:著
価格(本体):1500円+税
発行年月:2017年8月
判型/造本:46並製、256ページ
ISBN:978-4478102442
・高齢者が起こす事故には、どんな原因があるか?
・高齢者ドライバーが引き起こす事故件数の推移は、どうなっているか?
・若いドライバーに比べて、高齢者はどんなことに注意すべきか?
・高齢者が事故に遭わないためには、どんな心がけが求められるのか?
そんなふうに、書く内容と集めるべき素材が、具体的にイメージできるのではないでしょうか。
さて、今度は「自殺」というテーマだけが与えられたら、どうでしょう。
・自殺者が増えている、あるいは減っている……
・どうすれば自殺を防ぐことができるのか……
・海外と日本の自殺にまつわるデータを比較してみる……
やはり、このままでは漠然としています。