期待のホープは超多忙!
C大阪・清武弘嗣の過密日程
今、日本で最も忙しいプロサッカー選手は清武弘嗣だろう。
所属するセレッソ大阪では、12月3日までJ1リーグ戦が週1回のペースである。また、トーナメント戦のヤマザキナビスコカップには10月5日の準々決勝から出場。勝ち残れば10月9日が準決勝、10月29日が決勝だ。
天皇杯も始まっており、セレッソ大阪は10月12日の2回戦から登場する。これも勝ち残れば年末まで試合が続く。
さらにアジアのクラブチャンピオンを決めるACL(アジアチャンピオンズリーグ)の試合がある。今季、日本からはガンバ大阪、セレッソ大阪、名古屋グランパス、鹿島アントラーズの4クラブがACLに出場したが、G大阪、名古屋、鹿島はラウンド16で敗退。ベスト8に唯一残っているのがC大阪で、準々決勝・全北現代モータース戦の第2戦(アウェー)が9月27日に予定されており(第1戦は4-3で勝利)、これに勝ち残った場合は準決勝が10月に2試合、決勝まで残れば11月初旬に決勝を戦うことになる。
これに加えて清武は2014W杯アジア3次予選を戦うA代表と今週水曜日(21日)に始まる2012ロンドン五輪アジア最終予選に臨むU-22日本代表にダブルで選出されている。今や日本の攻撃の切り札的存在に成長した清武は、両代表でも試合に出場する機会は多くなるはずだ。
もちろん、予定されているすべての試合に清武が出場するわけではない。クラブの試合と代表戦がダブった場合は代表戦を優先。その代表戦も11月はA代表が2試合(11日=タジキスタン戦・アウェー、15日=北朝鮮戦・アウェー)、U-22代表も2試合(22日=バーレーン戦・アウェー、27日=シリア戦・ホーム)の計4試合が集中する過密日程で、清武はA代表を優先するといわれる。また、クラブとしても連戦の疲れが見えた場合は休ませることもあるだろう。とはいえ超ハードスケジュールであることは確かだ。