なぜ「座りっぱなし」だと疲れるのか?
「なぜ座りっぱなしでは、疲れるのか?」
その理由をお話しします。
デスクで調べものをしたり、資料を読んだり、レポートをまとめたりしていると、2~3時間はあっという間。
その間、体はというと、ずっと「L字型」の形のままです。
L字型というのは、腰のところで体を折り曲げる姿勢で、非常によくない姿勢なのです。
この姿勢をとり続けるとなぜよくないのかというと、腎臓の血流量が落ちるからです。だいたい10%程度落ちるといわれています。
腎臓には尿を作る大事な働きがあり、ここで血流が滞ると尿が出にくくなります。長時間座っていると、意外とトイレに行かなくてもいいのはそのためです。
ところが、排尿しなければ、細胞のサビで生じた老廃物である疲労物質は体外に出ていきません。つまり、疲労感がどんどん強くなるのです。