たった320円で、逆にお礼を言われる「その日に速達理論」
こちらからお礼の挨拶をしたのに、逆に相手から「ありがとう」と言われた経験が、何度もありました。
最近では「ぶっちぎり理論38」を出版した、この1ヵ月以内の話です。
出版後、いろいろなマスコミの記者の方に取材を受けたり、書店さんに挨拶に行きましたが、私は毎回、その日のうちに「お父さんお母さんありがとう理論」に基づき、お礼のハガキを出していました。でもそこに仕掛けが。
東京都内の方がほとんどなので、23区内であれば夕方までに50円切手の普通郵便でポストに投函すれば、翌日に届くはずです。
しかし私は、わざとあと270円足して、「速達」で投函していました(「その日に速達理論」)。
さらに挨拶文にも工夫を入れ、「先日は貴重な時間をいただき……」ではなく、「本日は貴重な時間をいただき……」というように、お会いしたその日の感謝の気持ちを文面にも入れ込むようにしました。
すると、「ハガキをもらうだけでもうれしいのに、わざわざ『速達』で送られた気遣いに感激しました。今後何かあれば、ぜひこちらから声がけさせてください」と多数の方から、逆にお礼の言葉をいただきました。
また実際に、お礼の言葉だけでなく、講演の依頼や取材の紹介など、ありがたいお話をいくつもいただきました。