本当の価値に築いた彼女の選択とは？

　だから、いくらか自主的に夜遅くまでオフィスに残って働き始めました。

　終業後も会社に残っている社員には無料の食事が出るし、家までのタクシー代が支給されます。そんなわけで、お金の心配はありません。

　会社の会議室に集まってみんなでとった食事は、わたしにとって仲間とのつながりに近い経験に思えたものです。

　わたしたちは仕事や自分のことを互いに話し、相手への敬意を培いました。少しずつ、わたしは自分なりの仲間ができたことに気づいたんです。

　この仲間のほうがはるかに自分に合っていたのでした。

彼女の選択は正しかったのか？

　ここに登場したレベッカはある派閥に入るきっかけを見つけ、それはすべて良い方向に向かった。彼女が同僚たちに馴染むのに役立ったからだ。

　レベッカはまもなく、いちばん派手なグループとつき合うよりも、尊敬の念を抱き、称賛する同僚たちと個人的なつながりをつくるほうが幸せだとわかった。

　自分の仲間をつくることはすばらしい結果になった。こうした人間関係のおかげでレベッカは前よりも幸福になり、長期にわたっていっそう仕事に関われることになるはずだからだ。