>>(上)より続く

「ああいうタイプの女性は基本寂しがり屋で、自傷行為は『構ってほしい』という気持ちがそのまま形になったものです。で、寂しがり屋ということは誰かの温もりを感じていたいわけで、それを感じるために周りに男性を集めるんです。『私のこと抱けるかもしれませんよ?』という匂いを発散しておけば、女性は別にしても男性は簡単に集められます。元カノのSNSはリアルの知り合い(※SNS上に限った付き合いでなく、現実世界でつながりがある知り合い)とのつながりが中心でしたが、とにかく周りに男が多かった」

 そんな彼女に対して、Bさんは疑問を抱かなかったのであろうか?

「そういう女性だと知っていて付き合いましたし、その意味で疑問は最初からありましたが、付き合っているうちに落ち着くだろうと踏んでいました。実際にそれで落ち着く女性もいるのでしょうが、彼女は違っていました」

 Bさんと付き合ってからも、彼女は男性のとりまきたちと親しくしていたようだ。Bさんはそれを「空虚な行為だ」と、なかば憐れみの目で見守っていたそうである。

「あるとき、彼女がTwitterにアップした星空の写真に、ある男性が『また行こうね~』とリプ(※コメント)をつけていました。その男性のツイートを遡ってチェックしていくと、僕と付き合っていた期間中にどうやら彼女と2人で夜中に遠出して星を見に行っていたようです。

 その後、彼の『また行こうね』というリプが削除されていることに気づきました。おそらく焦った彼女からDM(個人メッセージ)で削除の要請か何かがあったのでしょう。消した、ということはつまり『やましいことがあった』ということです。彼女の浮気、あるいは浮気準備行為を知り、ショックというより、残念な気持ちで一杯になりました。

 直接彼女に尋ねてもシラを切るだけですから、もう付き合いきれないと思い、別れることにしました」