小池百合子代表の側近だった若狭勝氏も落選するなど、「希望の党」は惨敗だった Photo:Rodrigo Reyes Marin/Aflo

 10月22日、日本列島には季節外れの超大型台風21号が接近、深夜から翌23日の明け方にかけて直撃するとみられていた。まさにその頃、別の“超大型台風”が永田町を直撃していた。

 この日は、首相の安倍晋三が仕掛けた “電撃解散”に伴う、衆議院総選挙の投開票日。当初、東京都知事の小池百合子が立ち上げた「希望の党」が、 “台風の目”となって野党再編を起こし、自民党に迫る議席を獲得するのではないかと見られていた。ところが、選挙戦に突入するや希望の党はあっという間に失速、結果は強い暴風雨に吹き飛ばされ、死屍累々の有り様だった。

開票日に代表不在という異常事態が
異常とはおもえないほど異様な選挙

 開票が始まった22日午後8時、東京プリンスタワーの地下に設置された、希望の党の開票センターには、代表である小池の姿はなかった。都知事としての公務で、フランスのパリに出張していたからだ。

 総選挙の開票日に党代表が不在というのは、これまで聞いたことがない異常事態。だが、それを異常だとは感じられなくなるくらい、今回は小池という一人の“女性政治屋”がかき乱し続けた異様な選挙だったと言える。