後悔のない30代を送るために必要な人付き合いとは? ライフ&ビューティディレクターとして活躍する渡辺佳恵さんと、『30代を後悔しない50のリスト』の著者・大塚寿さんが語る、人生の土台をつくる30代の人付き合いの方法。

利他の心を持ち、
利害を超えた人付き合いを大切にする

渡辺:人間の原動力は欲なので、当たり前だけれど、「きれいな欲」を持つべきだなと思います。それで、『30代を後悔しない50のリスト』では「利他の心」について、『40代を後悔しない50のリスト』では「利害を超えた人付き

わたなべ・よしえ/1969年東京都生まれ。『CanCam』の元カリスマ編集者。同誌ブームの立役者となる。現在は、ファッション・コスメブランド、美容雑誌のコンサルティング、レストラン・ネイルサロン・イベント・タレント本のプロデュース、タレントのイメージ戦略構築など、多方面で活躍中。2010年「託児所付きトータルビューティビル」rinatoを、代官山にオープン。来春には小学館から初の著書『「自ブラ」で成功本。』が発売される。http://www.watanabeyoshie.com/

合い」について書かれていますが、読んでいて、本当にそうだなと思いました。お互いが組むことによって、ウィンウィンになる欲は、とてもいい欲だと思うんですよ。でも、この人から何かを奪ってしまおうなどという欲はよくない。

大塚:そうですね。本の中でも書いていますが、ギブ&テイクの発想だと利害が絡むんです。与えてもらう代わりに与えるみたいな考えだと、本当の人間関係は生まれないですし、長い付き合いというのもできないと、多くの先人たちも後悔しています。

渡辺:はい、それは私もそうだとすごく思いますね。だから、私はいろいろやってあげることがすごく好きだし、実際にいろいろなことをサービスするんです。それを馬鹿じゃないって言う人もたくさんいるんですよ。

 たとえば、私のブログはPVがそこそこあるので、友だちが経営するお店に行ってごはんを食べたり、誰かがプロデュースした化粧品をもらったりしたら、ブログで紹介するんですね。でも、そんなのプロモーション会社から依頼されるとお金をもらえることなのにって言う人もいるんですけど。けれど、友人がやっていることは応援したいし、それによって、逆に今度自分がお願いしたいことができたときにはお願いしやすくなりますし。自分がやったことがすぐに返ってこなくてもいいと思っているんです。

おおつか・ひさし/1962年群馬県生まれ。株式会社リクルートを経て、現在、オーダーメイド型企業研修を展開するエマメイコーポレーション代表取締役。30代で起業、結婚、出産、育児、家の購入のすべてを経験し、人生の土台づくりを行う。また、積極的に地域社会と関わり、仕事と家庭の両立も行うことで、40代で年収を10倍アップさせた。著書に『40代を後悔しない50のリスト』なと多数。 http://emamay.com/

大塚:おっしゃる通りですね。いろいろな成功者を見てきましたけど、みなさん、そのギブ&ギブの発想を持っていると思うんです。見返りを求めなくても、誰かにやっておくとそれが返ってくるというのを「返報性の法則」って言うらしいんですが、成功者はこの法則を無意識に理解しているのだと思います。見返りを求めてやるんじゃなくて、純粋に相手を思ってやっておくと忘れたころにドンと返ってくる。持って行っちゃう人も多いですけどね(笑)。

渡辺:そうですね。すべてが返ってくるかというと、そんなこと全然ないし、やったことによって逆に踏みつけられることもたくさんあるんだけれど、それでもやってきてよかったなと思うことのほうが多いですし、これからもそうありたいなと思っています。でも、みんななかなかそういうことをしようとしない。それはもったいないなと思いますね。