――100円回転寿司の大手チェーンの勢力が増しています。

Photo by Hiroyuki Oya

 100円均一ではない「グルメ回転寿司」と呼ばれるわれわれのビジネスモデルは、100円回転寿司とは異なります。ただ、近くに出店されるとやはり客は流れますね。それでも価格対抗はしません。商品に磨きをかけるしかないでしょう。

 グルメ回転寿司の中でも、われわれの1皿は130円、180円、250円、300円が中心で、それほど高くありません。店内に板前がいるという強みを生かして、値頃感を出すとともに、品質では絶対に負けないようにしたいです。

 ネタの鮮度と味には自信があります。食べ比べてもらえれば、間違いなくおいしいと言ってもらえる商売を続けていきます。

――グルメ回転寿司間での競争は激しくなっていませんか。

 グルメ回転寿司同士では争っていませんね。グルメ回転寿司は地方の雄で、数十店規模の企業が中心です。約90店まで拡大させたわれわれはかなり頑張った部類に入るでしょう。

 今期は都心部への出店も計画しています。ただ、グルメ回転寿司の多くは、北海道などの地方色を打ち出し、都心部の家賃が高いエリアで勝負しています。わが社は東京から近県の名前を使っているため、どこまで通用するか分かりません。例えば北海道の漁港の名前を冠した店は、北海道に行かなくとも食べられる珍しさという強みがあります。銚子丸という名前で、家賃が高い立地に出店できるのかという課題が残ります。

 ですから、周囲に生活圏がある立地で、地域になじんで愛される地域密着型の店づくりを都心部で試してみたいですね。