午前中に仕事を片づけると、
1日が有意義に過ごせる

 原則として、仕事はどんなに遅くなっても午前中に片づけるつもりでいることです。

「午後5時までに片づける」という姿勢では、もう手遅れです。

 午前中に仕事をあらかた片づけることができると、午後は、その日入ってきたイレギュラーな仕事に即対応できます。

 5時までに仕事を片づけようと思っていると、それができません。

 みんなすぐやろうとは思いますが、「今、手いっぱいのところになのに、そんな急に言われても」となります。

 それは、事前にわかっていた仕事を午前中にやり遂げようと予定を立てていないからです。

 午前中に仕事が片づくと、そのあとの時間が有意義に過ごせます。

 午後は、先手、先手をとっていけます。

 仕事ができるかどうかは、先手をとるか後手にまわるかだけの違いだけです。

 リズムの先取りができるか後取りになるかで、実はそんなに差はありません。

 先取りしていくと、常に自分がイニシアチブをとって仕事を進められます。

 精神的にも余裕を持ってできるので、アイデアも出てくるのです。

 反対に後取りになると、常に「時間の借金」を背負う形になります。

 そうなると、時間の借金を返すことの繰り返しになってしまうのです。