A5シリーズがモデルチェンジした。2ndモデルはクーペ、スポーツバック、カブリオレが設定され、同時デビュー。注目は洗練されたデザインとラインアップの充実である。
アウディA4とプラットホームとパワートレーンを共用するパーソナルモデル、A5が初めてのモデルチェンジを実施(2ndモデル)。クーペ、スポーツバック、カブリオレの3ボディが同時に日本で発表された。
その中から日本国内のA5シリーズ販売の80%を占めるという5ドアクーペのスポーツバックに試乗した。グレードは2.0TFSIクワトロ・スポーツである。
新型のスタイリングは、モデルチェンジしたA4の場合と同じように、一見すると新旧は区別がつきにくい。子細に観察すると、フェンダーラインがダイナミックになり、低く幅広くなったグリルの効果もあってエンジンフードの盛り上がりが強調されている。エンジンフードの造形変更は、歩行者保護対策という〝安心安全〟の意味もあるだろう。
ボディサイズは全長×全幅×全高4750×1845×1390m/m、ホイールベースは2825m/m。旧型と比較すると、全長は40m/m、ホイールベースが15m/m拡大したのに対し、全幅が10m/m狭くなった点が話題である。モデルチェンジのたびに大型化を進めてきたアウディだが、新型のサイズは旧型とほぼオーバーラップする。