約3年の月日をかけて、伝説の名著3部作・計4冊2000ページ超がたった1冊に凝縮された『最強のコピーライティングバイブル』がついにリリース。発売たちまち重版出来となった。
鉄板の法則を「骨」とし、国内成功24業種100事例で肉づけした著者の横田伊佐男氏。
「Amazonランキング大賞2016上半期【ビジネス・経済】ベスト10」にランクインした『稼ぐ言葉の法則』著者で、「日本一のマーケッター」の神田昌典氏が「今後100年、歴史に刻まれる名著」と断言した『最強のコピーライティングバイブル』から、コピーライティングの極意をこっそり紹介してもらおう。

「6フレーム」で書かれた1枚の手紙

アウディを年間4億円売る<br />エース営業マンの手紙横田伊佐男(Isao Yokota)CRMダイレクト株式会社代表取締役。企業や受講者の課題点をすばやく摘出し、短時間で確実な成果へと引き上げる「超訳力」を駆使したマーケティング研修講座は、上場企業ホールディングス、政府系金融機関、欧州トップの外資系金融企業、意欲ある中小企業経営者等からの依頼が絶えず、これまでの受講者はのべ2万人を数える。横浜国立大学大学院博士課程前期経営学(MBA)修了。横浜国立大学成長戦略研究センター研究員。 【CRMダイレクトHP】 http://www.crm-direct.com/

 説得させるための「6(シックス)フレーム」というセールスレターの順番がある。
 その「6フレーム」を使ったら、何でも売れるのだろうか?

 結論から言えば、「6フレーム」はどんな商品にも応用可能だ。
 数百万円の商品だって、売ることができる。
 たった1枚の手紙(セールスレター)だけで、1台数百万円する高級自動車が売れた、そんな事例を紹介しよう。被験者は私。
 私自身、セールスレターだけで、その高級自動車を購入してしまった。

 クルマ好きの私は、ある輸入車ディーラーの同じ営業マンから5年間で数台のクルマを購入してしまっている。

 その営業マンには、5年間でわずか3回ほどしかお会いしていない。
 それでも数百万円の購入に至るのは、1通の手紙(セールスレター)をもらうからだ。1通といっても、数枚ではない。

いつも、たった1枚だ。

 その営業マンとは、ほとんど会う機会がない。
 積極的にセールスを受ける機会もないのに、高額な買い物をしてしまうのは、誠実かつ相手(私)を想う1枚の手紙だけが唯一の接点だ。
 手紙の内容は、相手(私)の立場で、私へのベネフィットを提供してくれている。しかし、それだけではない。読み返してみると…、