提訴後、記者会見に応じる原告の10代の女性=11月14日、東京地裁 Photo by Kazuhiro Sekine
本記事はハフポスト日本版からの転載記事です

 女性アイドルグループの元メンバーらが所属事務所に未払い賃金の支払いなどを求めた訴訟では、原告の1人が一つの陳述書を提出した。そこから浮かび上がるのは、アイドルを夢見て上京した10代の女性が、事務所側の不当な待遇で疲弊し、不本意な形でグループを「卒業」せざるを得なかった実態だった。

 陳述書を提出したのは、4人いる原告のうち、10代の女性。4人は7人組のアイドルグループで活動してきたが、約2年間にわたって賃金が支払われず、グループを辞めても不当に芸能活動を制限されたことから、民事提訴に踏み切った。

 陳述書では、アイドルに憧れた彼女が、所属事務所のオーディションに応募するところからつづられている。

オーディションに応募

平成25年夏頃、私が中学三年生の時、インターネットでオーディションサイトを知り、1年以内にメジャーデビュー確約という内容に魅かれ株式会社デートピアが主催するオーディションに応募しました。

 3次審査をへて、所属事務所から声がかかった。

事務所の方から「残念ながらグランプリにはなれなかったけど、可能性を感じるので事務所のレッスン生として所属してみないか」と言われました。