お金のプロが語る！ 投資で失敗する人に共通する、残念な5つの行動パターン

「長期投資」していれば必ず増える、と
思ってしまう人も多い。
投資にはタイミングも大切。

　そして4つ目のパターンは、投資を始める前にはとても怖がっていたのに、よし、リスクを取って投資する、と決心した途端、「思い切って投資を始めれば、いずれお金が増える、と思っている人」。増えるイメージだけが先行してしまう、というのは投資経験のある人には、きっと心当たりがあるのではないでしょうか。

　この場合は、増えることしか考えていませんから、少しでも下がると狼狽してしまうものです。どうしたらいいかわからなくなって、考えるのをやめてそのまま放置して結局は損してしまったり、すぐに投資商品を解約して、その後ずっと投資から遠ざかってしまうということになります。

　最後はその⑤「長期投資すると、いずれ増えると思っている人」です。マネー雑誌など、投資について書かれたものには、「長期投資」という言葉をみかけることが多く、無意識のうちに頭の中にそれが定着している人も多いでしょう。

　しかし投資商品は、長期で持っていれば必ず値上がりするという保証はありません。値上がりするときもあれば、下がるときもあり、タイミングを考えることも大切。そのためには、厳密でなくても大丈夫ですが、景気や金融市場の動きを知っておく必要があります。

　長期で持っていれば増えると思いこんでいると、買ったまま放置してしまい、いつの間にか半値になっているという失敗に陥りがちなのです。

　いかがでしたか？　自分もそうだったという人、自分も同じようなことをしそうだという人が多いのではないでしょうか。
このような失敗を招きやすい行動に当てはまらないように、ぜひ覚えておいてください。ここまで読むと、投資は難しくて、面倒なものなのかなと思ったかもしれませんが、「失敗を避ける鉄則」があるのでご安心ください。

　次回はその鉄則をご紹介したいと思います。

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