投資で失敗しないためには、「投資を楽しい」と思える方法を見つけること。少額で投資を始めて、いろいろな商品を「つまみ食い」していけば、必ずお金のことがわかるようになります。
『「投資で失敗したくない」と思ったら、まず読む本』を発売した、独立系FPの深田晶恵さんの著書から、投資を始めるときに必ず知っておきたいことをご紹介します。
投資商品を『つまみ食い』して
自分流の投資方法をみつけよう
投資には、これさえ買っておけば大丈夫とか、絶対に儲かるといった、万人にとって正解の商品はありません。迷いながらでいいですから、まずは少額で試し、買った商品が自分に向いているかどうかを検証し、少しずつ、『自分流の投資方法』をみつけていくことが大切です。
投資方法は人それぞれです。何度も申し上げている通り、自分の資産の額、年齢、職業、家族構成、そして性格などでその人に合う投資法というのがまったく違ってくるからです。
逆に、全員に合った投資法は「ない」わけです。
「それではどうしたら?」と不安に思うかも知れませんが、買ってはいけない商品を避け、金融機関との正しい付き合い方をマスターし、金融用語の本当の意味を知れば、失敗の9割は避けることができます。
そのうえで、私がお勧めするのは、少額でいろいろな商品を『つまみ食い』して経験を積むことです。その過程で、自分に合った商品や投資法はどういうものかがわかってくるはずだからです。
ファイナンシャルプランナー(CFP)、(株)生活設計塾クルー取締役。1967年生まれ。外資系電器メーカー勤務を経て96年にFPに転身。現在は、特定の金融機関に属さない独立系FP会社である生活設計塾クルーのメンバーとして、個人向けコンサルティングを行うほか、メディアや講演活動を通じて「買い手寄り」のマネー情報を発信している。15年間で受けた相談は3000件以上。「すぐに実行できるアドバイスを心がける」のをモットーとしている。日本経済新聞、日経WOMAN、日経ビジネスAssocie等でマネーコラムを連載中。
おもな著書に、『30代で知っておきたい「お金」の習慣』、
『住宅ローンはこうして借りなさい・改訂3版』、
『住宅ローンにだまされるな!住宅ローン見直し編』、
『災害時 絶対に知っておきたい「お金」と「保険」の知識(共著)』、
『生命保険はこうして選びなさい・新版(共著)」(いずれもダイヤモンド社)、『女子必読!幸せになるお金のバイブル』(日本経済新聞出版社)、『年金以前の「定年後のお金」の常識』(講談社)などがある。
所属先:(株)生活設計塾クルー http://www.fp-clue.com/
ブログ:「お金のおけいこ」http://www.akie-fukata.com/
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