◎衝撃2 性器ヘルペスの70%は1型

 なんと、実際は性器ヘルペス初感染の約70%は1型によるらしい。ただし、1型で性器ヘルペスを発症した場合には、再発をきたすことはまれ。1型に対する抗体をもっていると2型にも感染しにくく、発症しても軽症で済む。

 もしも、尚美さんが性器ヘルペスにかかるとすれば、このパターンが一番多いだろう。ただし、性行為による感染とは限らない。唇に触った手でうっかり性器に触れてうつすケースだって、ないとはいいきれないからだ。

 また、2型が感染したとしても、うつした相手が伸彦さんとも限らない。性器ヘルペスは、初めてウイルスに感染した時には何も症状が現れない事がほとんど。無症状で感染したウイルスが体内に潜伏し、何年か経ったあとで急に発症するケースは珍しくないため、相手の特定は難しいと言われている。ゆえに、たとえ性器ヘルペスになったとしても、お互いの浮気を疑ってはいけない。

◎衝撃3:キスでもうつる、口腔性交でもうつる!

 1型の感染経路はさまざま。患部や唾液などの接触感染や飛沫感染に加え、ウイルスに汚染された手指や器具などからも感染する。指に付いたヘルペスの感染力は、3時間程度も持続する。しかも、他人だけでなく、自分から自分にも感染する(自家感染)。もちろん、キスや口腔性交(オーラルセックス)でもうつる。

 (ひぇ~)

 慄然とした。これまで、口唇ヘルペスをいじった手をろくに洗いもせず、目をこすったり、お化粧したりしていたような気がするからだ。それだけではない。「口唇ヘルペスなんて、気にしないよ」とばかりに伸彦さんと、お休みのキスも夜の営みもしてきた。まさか「性器ヘルペス」の危険があるなんて、思いもしなかった。なんという、怖いもの知らずだろう。