税理士法人はどう変わったか?

 ランドマーク税理士法人(神奈川県、税理士事務所)を率いる清田幸弘代表も同じ感覚でした。

 同法人は開業16年で売上9億円と順調に伸びていて、90名の社員を抱える大きな事務所になっていたにもかかわらずです。

 清田代表は、会計業界特有の無借金経営を自慢する堅実経営に徹していました。

 ただ、そのころは資金繰りに苦労し、いつも預貯金の残高を気にしていた。

 経理担当者とお金の工面に四苦八苦の毎日。
 それにもかかわらず、銀行からの借入れはまったく考えていませんでした。
 お金のことを常に心配するのが経営だと思い込んでいたのです。

 転職者が多いことに悩んで清田代表が武蔵野の「実践経営塾」に入会したのは、2015年春。

 差し迫った必要もなかったが、私は無借金経営のデメリットを説き、清田代表は4つの銀行と信用金庫から2億円の借入れをした。

 無借金経営の看板を下ろしたあとはどうなったか。

 その答えは、本書にあります。

 700社以上を診てくると、残念ながら、100人中99人が陥る「アリ地獄」があります。これは面白いほど共通しています。
 ぜひ、第1回連載にある、ひとつでも当てはまったら危ない!【あなたの「会社の危険度」10のチェックリスト】をチェックしながら、『数字は人格』を体細胞に植えつけていただけたらと思います。