同族による継承が最強?
また、稲垣氏はこうも言う。
「やはり、一族だと、似た部分も多いのでいい場合もあります」
同族経営をどうこう言われる嫌いは世の中にあるが、たしかに、世界でも類をみないほど長く続く企業が多い日本であるが、多くは同族による継承である。
これももしかして、「マネジメント」における秘訣なのかもしれない。
あまりいい例ではないかもしれないが、映画『ゴッドファーザー』や『アメリカン・ギャングスター』などに描かれるマフィアの世界では、「ファミリー」が重要視され、そこが強い組織が伸びる。
結局、マネジメントとは、やはり、「その人に背中を預けられるかどうか」なのかもしれない。