自殺の7割は首つり
服毒自殺はレアケースに

 自殺はどうか。自殺者2万1017人のうち、3分の2にあたる1万4481人が首つり。自殺者の7割が男性で、中心となる年齢層は40~60歳代だ(左図参照)。2位の「高所からの飛び降り」の7倍以上にも達する常套手段である。なお、この首つりの4分の3は自宅で行われている。

 3位の「その他のガス及び蒸気による中毒及び曝露」は、毒性が強い有機溶剤、有機塩化化合物以外のガスで、主に一酸化炭素中毒を起こす、自動車の排気ガス、ヘリウム、燃料用ガスなどが対象だ。

 乗用車の排気ガスもしくは車内での練炭などがあるためか、自殺の場所の15%が「街路及びハイウェイが路上」で発生している。

 大都市圏の鉄道運行を混乱に陥れる飛び込み自殺(統計上では「移動中の物体の前への飛び込み又は横臥」)は、自動車などへの飛び込みも含めて542人、鋭利な物体(ナイフや包丁など)による自殺は517人と、いずれも1日に1件以上起きている計算になり、この辺りまでが、よくある手口としていいだろう。

 かつての推理小説などでよく使われた睡眠薬などは191人、農薬が180人など、全体の数字からしたら1%未満で、服毒自殺はすでにレアな部類といえる。