いつもの冷蔵庫の食材が簡単!贅沢レシピに大変身!もう献立に迷わない!
話題沸騰中の志麻さんが、ついに待望の処女作『志麻さんのプレミアムな作りおき』を発売!たちまち大きな話題となり、第6刷が決まった。
ふだんお家で食べたことのない「タンドリーチキン」、「農家の野菜スープ」、「ラタトゥイユ」、「豚肉のビール煮」、「お米のニース風サラダ」、「ローストビーフ」、「アッシ・パルマンティエ」、「ハヤシライス」、「メンチカツ」、「チョコレートムース」など、フランス家庭料理から、和洋中、エスニック、おやつまで秘伝のレシピが多数収録され、ふだん料理をしない人でも、手早く簡単に作れてしまうというから驚きだ。
冷蔵庫にあるふつうの食材が、なぜ、ワンランク上の「簡単!贅沢レシピ」に変身するのか?
これさえ覚えておけば、平日多忙なお父さんお母さんも、尊敬の眼差しを浴びるかもしれない。
3時間で15品以上作るという志麻さんを、本書担当編集が直撃したレポートをお送りする。
(撮影:新居明子、構成:寺田庸二)
キャベツ料理4品のコツは?
『志麻さんのプレミアムな作りおき』には、「にんじん」「玉ねぎ」「じゃがいも」「キャベツ」「トマト缶」「卵」など、素材別レパートリーが掲載されていますが、今回は、「キャベツ料理」を作るときに、気をつける点を志麻さんに伺ってみました。
キャベツ料理のポイントは2つあります。
水分が多いキャベツは生で、水分が少ないかためのキャベツは煮て使います。
水分が多いものは「コールスロー」(本書p102)や「サラダ」など生で食べます。
「コールスロー」はレモン汁とマヨネーズでグッとおいしくなりますし、作ったその日でも翌日でも次の日でも、それぞれにいい味になります。
一方、水分が少ないかためのキャベツはしっかり煮て使います。
「シュークルート」(本書p103)などは、冬の煮込み料理。フランス・アルザス地方の伝統的な家庭料理です。
本来は発酵キャベツを使いますが、生のキャベツを塩と酢でマリネしてアレンジします。
「キャベツとベーコンのブレゼ(=蒸し煮)」(本書p105)はベーコンのうまみ、コンソメのうまみが凝縮されています。キャベツをじっくり蒸し煮にすると、野菜のおいしさがギュッと詰まった一品になります。
「メンチカツ」(本書p104)は、キャベツをたっぷり入れて、ボリュームがあるのに軽い食べごたえが特徴です。キャベツを入れる前にひき肉をよく練っておくことがポイントになります。揚げ油は驚くほど少ない分量でも、動かさないでじっくりあげればカリッと仕上がります。
彩りあざやかで、冷蔵庫の少ない食材でできる志麻さん「プレミアムレシピ」の数々は、連載第1回を、ぜひご覧いただければと思います。