オープンソース化される
テクノロジーが加速を促す

 品質のあまりよくない中華HMDは、オープンソース化されているOculus DK1(開発者キットの第1世代)のコピー品や、部分的な改良品が多い。深センのハードウェア開発はコモディティ化されたハードウェアを組み合わせ、転用する用途では強いが、他にないものをゼロから作り出す技術アプローチはそれほど強くない。

 DK1は2012年の製品であり、最新型のOculus RiftやHTC VIVEと比べるとどうしても見劣りする。

 2017年10月10日に、開発者キットの第2世代にあたるOculus DK2のオープンソース化が発表され、実際に回路図やCADデータなどがダウンロードできるようになった。DK2は2014年の3月に発表されたバージョンで、その後2014年9月のCrescent Bayを経て2016年1月の製品版発売となったが、DK2では外部カメラと赤外線LEDを用いて外部からもHMDの位置をトラッキングすることで、より「酔いにくいVR」を実現する仕組みが実現されている(ただし、VIVE倶楽部での体験は、最新型のVIVEを使って作られたゲームでも酔ったので、最終的にはコンテンツの作り手が意識しないと解決できない問題である)。

共通部品を扱う、ほぼ1日1部出ている新聞。新製品のアイデアは部品単位でシェアされる