香港へ向う途中に沖縄に立ち寄る

 今回は、この最新のトリマランで2018年1月に開催される香港-ロンドン間24,000kmノンストップセイリングという過酷な外洋ヨットレースに参加するために、香港へ向う途中に沖縄に立ち寄ったことで乗船の機会を得ることができたのだ。

 全長21.2メートル、全幅16.8、回転翼マスト29メートル、重量6.3トンの船体は、ハイドロフォイルダガーボードとラダーによって支えられ、海の上を滑空する。最高速は46ノットだそうで、これは時速にすると約85キロほどになる。このスピードが風の力だけで出せるのである。

 実際に乗ってみると、その速さはとんでもないものだった。われわれが乗ったときは、最高速が25~28ノットということだったので、時速約46~52キロ。しかし、船上での体感速度は、陸上とは大違いだった。クルマで50キロ前後というのは、たいした速さには感じないのだが、ヨット上ではもう立っていられないほどである。これまでに体験した乗物の中では、体感的にはもっとも速いのではないだろうか。

 当日、撮影隊がモーターボートで追走していたのだが、一旦風を受けてスピードを上げると、まったくついて来れない。あっという間にその姿が見えなくなってしまったほどである。「マセラティ マルチ70号」のクルーたちは、この25~28ノットという速度でハワイから沖縄までやってきたというのだから驚きである。

 船体に海の神“ネプチューン”の持つ三叉の銛“トライデント”がプリントされた「マセラティ マルチ70号」は、これ以上のスピードで24,000kmをノンストップで駆け抜けるのである。大海原を駆けるソルディーニ氏の壮大なチャレンジは、それを支えるマセラティの推進力の一翼を担ってるかのようである。

 路上で、そして、海上で堪能したダイナミズムかつラグジュアリーな体験。それはマセラティだからこそ実現できた珠玉の2日間であった。


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