ベントレーの美しいクーペ、コンチネンタルGTが3代目にモデルチェンジ。2017年12月に日本でも発表された。

 コンチネンタルGTは初代が2003年に登場。どこかに古典的なスポーツクーペの雰囲気を残しながら大きなグリルと4灯式ヘッドランプとぜいたくな内装が、とてつもなく魅力的だった。

 今回の新型は635馬力の5950ccW12気筒エンジンに4WDシステムの組み合わせ。最大トルクは900Nmだ。従来モデルは590馬力に720Nmだったのでかなりのパワーアップ。

 加速性能は従来モデルが静止から時速100キロまで4.5秒かかったのが、新型は3.7秒とだいぶ速い。いっぽう燃費はメーカー発表値でリッター7.0キロが、今回は向上していると謳われる(数値未公表)。

 

速く、ぜいたくで、なににも似ていない—ベントレー・コンチネンタルGTが3代目に静止から時速100キロまでをわずか3.7秒で加速するという

 

 4WDシステムは従来フロント40対リア60の割合でトルクを配分する固定式だったが、今回は可変式。通常は後輪駆動主体となる。

 全長は4850ミリで従来モデルより30ミリ長くなっている。ホイールベースは100リ少々延長されている。とりわけ前車軸は135ミリも前方に移され、ぐっとショートオーバーハングになり見かけもスポーティに。

 プラットフォームは同じグループのポルシェ・パナメーラでも使用しているもの。車体外板はほぼアルミニウムとなり、全体として重量は従来型より80キロ軽量化している。

 

速く、ぜいたくで、なににも似ていない—ベントレー・コンチネンタルGTが3代目に変速機は8段デュアルクラッチタイプが新搭載となる