特に、1位の商品は、通称「VT」(米国市場でのティッカーコード)と呼ばれる、バンガード・トータル・ワールドストックETFを投資対象としており、このETFは、新興国株、小型株も含めた世界の株式(日本株も1割未満だが含まれる)に広く投資する商品で、「これ一本で世界の株式に分散投資ができる」という趣旨で以前から人気のあった商品だった(今年も9位にランクインしている)。

 ただし、VT自体は、海外市場に上場されている商品なので、外国株式のように注文を出す必要があり、外国為替の分も含めて手数料が掛かったり、ある程度まとまった金額でないと投資しにくいので、積立投資に不向きだったりする、「敷居の高さ」があった。これを使いやすくして、0.2%台前半の運用管理手数料に納めたことが評価された。

 3位の商品も、バンガード・グループのETFを投資対象にしているが、こちらの対象は米国株のみだ。

 1位も3位も、商品としてのスペックに加えて、現在、米国で圧倒的な資金流入量を誇るバンガード・グループのブランド力が評価の源泉になっている。

 2位の「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」は、昨年まで3年連続1位の評価を受けていた商品で、日本を除く先進国の株式に投資する投資信託だ。

 この商品が投信ブロガーから特に高く評価されている理由は、運用資産残高が大きくなった場合に運用管理手数料(信託報酬)の引き下げを行っていることで、これまでに既に3度の引き下げが行われてきたことだ。信託報酬率は、現在0.189%(税抜き)。今年は、4連覇を予想する向きもあったが、小差で2位だった。引き続き高い支持を集めている。

 4位の「野村つみたて外国株投信」は、日本を除く世界の株式が投資対象だ。証券最大手の野村證券グループが積立投資向けの低コストファンド(信託報酬率は税抜きで0.19%)を投入したことが投信ブロガーから評価された。証券、運用の世界にあって、野村への注目度は高い。

 このように、1位から4位までの商品は、いずれも外国株式に投資するインデックスファンド(株価指数への連動を目指す投資信託)だ。

 5位の商品は少々毛色が違う。内外の株式、債券、REIT(不動産投信)などの八つの資産分類に均等に投資するバランスファンドだ。低金利の現在、債券を持つ必要があるかなどの検討の余地はあるが、固定比率の分かりやすさに一定のファンがいる。