マツダがさきごろ発表した新世代のマルチパーパスビークル、CX-8は販売の出足も好調のようだ。
最大7人乗れる3列シートのパッケージによる使い勝手のよさと、燃費にすぐれると同時にいやな音を排した2.2リッターディーゼルエンジン搭載。
クルマはとてもよく出来ている。マツダは近い将来、シャシーやフレームにはじまり、サスペンションシステムもエンジンもすべてゼロから見なおした「SKYACTIVE-X」を用いた生産車を発表する予定だ。
CX-8は確実にそこへと近づいているかんじである。今回乗ったのはCX-8 XD L PackageのAWD(四輪駆動仕様)。装備からしてラインナップの頂点に立つモデルだ。
ハンドリングはすなおで、カーブではブレーキを使いながらニュートラルなコーナリング特性を追求したトルクベクタリングも効果的に作動。
エンジンは450Nmの大トルクが2000rpmから出はじめるだけあって、加速性もよい。全高が1730ミリあって、ちょっとした迫力のある車体だが、軽快に走れるのだ。