「最近は、両親から『朝まで遊んでこい』と言われて(笑)。申し訳なくてできないのですが、両親からすれば、せっかく自分たちが子どもを見ているのだから『いい男性を見つけてこい』ということらしいです。とにかく『時間を気にせず遊べ』と言われますね。離婚前、夫婦2人で子どもを見ていた時より、両親と3人で見ている今の方がラクな面もあります」

 Kさんは2人の母であるため、再婚の相手を探すにはそれがハードルにもなる。「子どもがいることを知って離れる人も多い」という。しかし、それでもやはり彼女は離婚を後悔していない。

「今の自分にとっては子どもが一番ですし、その中で離婚を後悔するとか、自分の人生に落ち込むといった感情は生まれないんですよね。そんなことを考えても意味がないですし、今は子どものために何ができるかが大事です」

 20代の離婚と聞いて、筆者は最初ネガティブなイメージを抱いた。

 それを後悔し続ける人、その選択が正しかったのか問い続ける人、その過去を隠そうとする人…そんなケースが多いのではないかと。だが、今回インタビューした人たちの中では、それは少数派だった。

 背景にあるのは、20代で離婚した後、きちんと今の生活をやりくりできていることではないだろうか。子どものいない人は、若いうちに再スタートできているし、子どもがいる人も親のサポートなどを受けながら生活している。もちろん、円満に続いている夫婦と比べれば苦労も多いかもしれないが、20代の離婚は決して致命的ではない。

 若いうちの離婚はどうしてもネガティブに捉えられてしまうが、もう少し気にしない世の中になればいいとも思う。離婚を避けて我慢し続ける生活を送るより、むしろ早くに離婚をした方が、展望が開けるかもしれない。

 20代の離婚を経験した人たちの声を聞いて、無責任を承知の上で、そう感じた。