営業も総務も企画部も、「すべての仕事に先まわりが必要」だ!
これは、異動だけに限った話ではない。
営業なら、新規の顧客がどんな事業を行っていて、その顧客は誰か、どんな問題を抱えているかなどを、事前に「先まわり」で調べる。
総務なら、最新の働き方についての知識を常に仕入れ、社員が不満を漏らす前に、「先まわり」で働きやすい環境を作る。
企画部なら、他社、他者に先駆けて最新のマーケット事情を把握する。
また、新入社員なら、新入社員としてのビジネススキルを前もって身につける。
つまり、「先まわり」はどんな仕事においても、効率的に、素早く仕事を進めるための、必須スキルといっても過言ではない。
私はこの「先まわり」の大切さを当時、世界トップの外資系コンサルティング会社で学んだ。
外資系企業は、よく知られている通り、毎日がクビとの戦いである。もたもたと後追いで仕事をしている人は早晩クビになる。
だから、私は、外資の仕事スピードにくらいつくために「先まわり」で仕事をする技術を鍛えてきた。
その結果、仕事の質も高まり、スピードも上がった。結果的に独立し、会社を立ち上げ、自分のやりたい仕事をできている。収入も増え、残業をゼロにすることにも成功し、自由な時間も手に入れた。
それを実現できたのは、先まわりで誰よりもいち早く、上司、クライアントの意図を組む行動をすることができたからだ。
だから、先まわりをきちんと実践することができれば、仕事も人生も思い通りにできる、と私は断言できる。