外資系コンサルで、コテンパンにされた日々
たとえば、外資系コンサルに入社後、最初に配属されたプロジェクトはそれまでの仕事とはまったく肌色が違った。国内メーカー時代は、上司から振られた仕事をただ淡々とこなしていれば、それなりに成果を出すことができた。指示を待ち、「後追い」で仕事をしていればよかった。
ところが、外資系コンサルで任される仕事は、どれも初めての仕事ばかりで、とてもまともにこなすことができない。
これは大げさに言っているのではない。現に、入社2週間で上司は私にこう言ってきた。
「新井君、このままだと半年でクビだね」
今でも、この言葉が発せられた瞬間は鮮明に覚えている。顔面から血の気が引いて蒼白になり、それと合わせるように頭の中が真っ白になった。
だが、外資に入った以上は、泣き言は言っていられない。
だから、私は「仕事のやり方」を根本から変えることを決意した。