税金、金利のほか、投資家保護でも有利!
円高の今、外貨投資に注目が集まるのは、いずれ円安になったときに受け取れる為替差益を狙うため。
しかし、外貨預金では為替差益で年間20万円を超えた部分に15~50%の税金がかかってしまう。
ところが、外貨MMFに投資していた場合、いくら利益が出ても為替差益は非課税なのだ。例えば、図のように30万円の為替差益が出た場合、外貨預金と外貨MMFでは受け取れる為替利益に1万5000円(0.5%)の差が生じる。
さらに、外貨預金は銀行の「預金保護」の対象外で、銀行が破綻した場合には戻ってこない可能性があるのに対し、外貨MMFは分別管理されているので金融機関が破綻しても全額戻ってくる。
為替手数料や金利の面でも外貨MMFのほうが有利な場合が多く、外貨定期預金とは違って、いつでも売却して引き出せるなど、外貨預金より圧倒的に有利な条件で投資できる。
外貨投資の優等生・外貨MMFこそ、歴史的円高をチャンスに変える金融商品なのだ!
(文/山田大介)
*ダイヤモンド・ザイ2012年2月号に掲載。第1特集は「お金の秘策100!」。株式投資や投信、預貯金、保険、年金、節税、ローン、FXなど上記以外に99の「秘策」を掲載。その他、高利回りの金融商品のランキングベスト35も。