ポケットに小さめの紙とペンを用意
面接官の返答をその場でメモ

(2)質問したらメモを取る

 続いて、これはなかなかやっている人が少ないのかもしれませんが、面接官に熱意を感じさせたり、受験者と面接官の互いの理解を深めたりするよい方法として面接中のメモ取りをおすすめします。

 私は、面接の後半は「相手からの質問を受ける時間」と決めています。最初のうちは自分から質問しますが、本当に入社したいと思っているのか、そもそも企業研究を十分しているのかを見極めるには、相手から質問してもらった方が効率がいいからです。

 そして、質問をもらって答えたあとでいつも気にしているのが「その人がメモを取るかどうか」です。面接の部屋の状況によっては、テーブルがなかったり、そもそも手ぶらで入るように指示されることもあるようなので、一概には言えないとは思いますが、せっかく質問をして相手から引き出した答えは、単に聞いて終わりではなく、再利用可能な情報として手元に残しておく方がいいのではないかと思います。

 メモは、記憶の正しさを再確認するのに最適なツールです。机があるなら、ノートを堂々と開いて何を書き取っているのか相手に見える状態でメモを取れば、面接官も安心して話ができると思います。

 もちろん、「この面接はメモ書きは禁止です」と言われたのなら諦めるしかありませんが、念のため小さめのメモ帳とペンをポケットに忍ばせておいて、「いまお答えいただいたお話ですが、大変参考になりましたのでメモを取らせていただいてよろしいですか?」と断ってから書き出せば、たいていの面接ではOKと言われるような気がします。私個人としては、スマホでメモを取ってもらっていいと思っています。その方が、こちらの提供した情報を再利用しやすいからです。

 また、相手が答えてくれた言葉に対して、なんと反応していいか困る場合があると思いますが、メモを取ればそれだけで一つのリアクションを取ったことになります。気の利いたことを言うのが苦手だな、と思うのであれば、メモを取って「あなたの答えを無駄にしてはいません」という姿勢を明確にするのも戦略の一つです。

 最悪なのは、答えさせるだけ答えさせておいて、さっさと次の話題に移ったりしてしまうパターンです。これは、話している側として「おいおい、興味ないのかい」とがっかりさせられます。ぜひ、そんな損をしないためにも、メモ取りを習慣づけてみてはいかがでしょうか。