格安スマホ、格安SIMカードユーザーのうち
7割が費用面で満足

 前述した大手3社の総合満足度調査を示す6つの要素のうち、「通信品質・エリア」や「アフターサポート」のスコアは格安スマホより高かったのですが、「各種費用」の満足度は低く、前年のスコアよりも下がりました。

 一方、格安スマホ、格安SIMカードの総合満足度調査を示す4つの要素のうち、「通信品質」のスコアは大手3社より低かったものの、「各種費用」の満足度が高いことがわかりました。

「各種費用」の満足度は、格安スマホのユーザー(7社平均)では667ポイントを獲得。格安SIMカードのユーザー(10社平均)の満足度はさらに高く、739ポイントとなりました。また、実際に大手3社から格安スマホや格安SIMカードに切り換えた人の評価としても、7割以上が費用面について「良くなった」と評価しています。

 では、費用以外の面ではどんな差があるのでしょうか。

 大手3社のユーザーを、「今後も大手3社で検討したい人」と「今後は格安スマホ/SIMのみで検討したい人」に分けてみると、前者の方が「アフターサポート」の満足度が高いことがわかりました。

 また、格安スマホに切り替えた人に「今後、改善を期待するもの」を聞いたところ、通信品質(データ通信速度やつながりやすさ)が最も多く、「アフターサポート実施店舗の拡充」を望む声も多いことがわかりました。

 その理由は、届いたSIMカードを使って自分で設定しなくてはならない、使い方でトラブルが発生した時、住まいの近くに駆け込める店舗がない、電話で問い合わせてもなかなかつながらない、あるいは解決に時間がかかるといった問題があるからでしょう。最近では店舗が増えてきたようですが、サポート面では、大手と比べてまだまだ遅れているといえるのではないでしょうか。

 以上を踏まえると、現時点において費用面では格安スマホや格安SIMカードの方が勝っているものの、通信品質を重視する人や、店舗あるいはコールセンターに問い合わせることが多いという人には、大手3社のほうが優位に立っているといえそうです。