実際に、深センでは自動運転バスが動いている。

深センで実験中の自動運転バス。映像では運転手がいるように見えるが、緊急時に備えて運転席に座り、ハンドルに手を当てているだけ。ハンドルに手を当てているのは法律上の問題らしい 撮影:太田智美

 ただし、この自動運転バスはまだまだ実験途中で、その場所に行けば必ず見られるとは限らない。よくバスの走っている場所を聞かれて教えるのだが、動いたところを見られた知人はごく少数だ。僕自身、最初に行った時を含めてこの2ヵ月で4回現場を訪れたが、いずれも動いていなかった。

 ただ、NHKが取材したいというので場所と連絡先を伝えたところ、記者さんから「動いていた」との報告を聞いた。また、日本の国会議員の視察をアテンドした関係者によると、そのときも動いていたという。要するに、実験+プロモーション、という段階だろうか。

 上記の動画も、NHKの取材がある日に訪ねた友人が撮影したもので、僕はまだ、この目では見ていない。

 僕の元には今も、多くはマスコミ関係者から、「自動運転バスが走っている場所を教えてほしい」という依頼が届く。僕自身も取材申請をしているが、残念ながら今のところレスはない。

福田保税区の南西角、上の地図で赤く塗ったところで自動運転バスの実験が行われている。運転されている範囲は深セン全体のごく一部、半径1kmほどだろうか。たとえば東京ドームとかディズニーランドのようなサイズ感だ。バスの基地は大きめのガソリンスタンドぐらいの大きさ(地図:ニコ技深セン観察会作成、CC4.0改変・商用利用可) 拡大画像表示