皆さん、こんにちは。自分で言うのもなんやけど、「採用の神さま」小畑重和です。
ボクが顧問をしているAHRP(Asian Human Resource Project〈日本で就職するプロジェクト〉)を通じて採用された中国人新卒入社者は、入社後どうなってるの?とよく聞かれます。
そこで今回は、2007年冬に北京で行われた2008年10月入社の中国人学生の採用に参加され、それ以来、毎年中国で採用をされているソフトバンクグループを訪問してきました。
入社した彼らの声を聞く前に、まず、海外での採用をスタートした経緯などを執行役員 人事総務統括 人事本部長である甲田修三さんに伺います。
「そろそろ海外人材が必要かな…」
人事本部長の“独断”(?)で中国人採用開始
甲田さん、こんにちは。日本でお会いするのは初めてですね。今日はありがとうございます。2008年11月、ボクがリクルートエージェントの採用担当として北京を訪れた時、ソフトバンクさんの面接でいらっしゃっていた甲田さんとお会いしたのが、最初でしたね。
「そうです、そうです。一緒にマックを食べましたね(笑)」
その後、2010・11年冬にも北京でお会いしました。甲田さんにはAHRP開始以降、5年連続で北京へ採用にお越しいただいています。なぜ、毎年採用に来られるのか?そのあたりのお考えも今日はお聞かせ下さい。
「え、いや別に…。1年で終わるのではなく、続けることに意味があると思ったからですかね」
えーっと、どういうことですか?わかるような、わからないような…。
「1年だけなら、『この年こんな人が入社した。すごく優秀な人が入ったよね』で、終わっちゃいますよね。それで終わらせたくなかったんです」
それで、終わらしたくなかったって……?ちょっとまだ、わからない気もしますが、では、そもそもこの海外での採用、特に中国人新卒の採用をなぜ始められたのですか?
「2007年夏頃にAHRPの話を聞いた時、そろそろ(海外の人材が)必要かと思いまして。会社の指示とかではなく……それは、今でもそうなんですが(笑)」
は、はい?そろそろ海外の学生がソフトバンクに必要ちゃうかな、と甲田さんが思って、ある意味、独断で行かれたんですか!?