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現場力を伸ばす先端IT活用の鉄則

バーチャル看板だらけの世の中到来

安間裕
【第3回】 2012年2月15日
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 「Google Goggles」は、例えば、有名な絵とかワインのラベルとかを写真に撮ると、その絵の解説とかワインの「うんちく」とかを垂れてくれる、若干、ありがた迷惑、大きなお世話型のアプリです。でも、一番使えそうなのは、翻訳機能です。ドイツ語を写真に撮ると、自動的に英語に翻訳してくれるというもので、現在はまだ開発中とのことです。言語の多さが売りのようで、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語をカバーする予定のようです。

 翻訳で、もっとすごいのが「World Lens」です。

 これは、感動もので、このデモでは、フランス語の看板を持った人をスマホを通して見ると、なんと、その人が持っている看板がリアルタイムに英語に変わっちゃっているという手品みたいなものです。看板の動きを3Dで捉えて現実の動きと同期をしている、「かめはめ波」と「補強現実」の融合の一つです。

 今は、英語とフランス語だけのようですが、言語を増やして、既にトレンドになっている「Vocollec」とかを使って音声対応してくれれば、ドラえもんの「ほんやくこんにゃく」のでき上がりです

 少し陰りが見えてきたという話もなくはないですが、中国人の方々を筆頭に多くの海外からの観光客が、秋葉原や温泉街で、たくさんのお金を落としてくれています。これは、もはや日本は「外に旅行に行ってお金を使う国」から「観光立国」へ、大きくシフトチェンジをせざるをないことの象徴でもあると思います。

 そういった「国際社会」の一員としてのビジネスを考えたとき、上記の「ロエベ」型店舗改革と、この「ほんやくこんにゃく」は、リアルタイム・ビジネスに素晴らしい可能性与えてくれるのではないでしょうか?

 ドラえもんは、22世紀のネコ型ロボットですが、少なくとも「ほんやくこんにゃく」だけは、そこまで待たなくても良さそうな感じです。でも、なんだか、藤子先生に申し訳ない気がするのは私だけでしょうか?

 藤子先生、私が悪いわけじゃないけど、早くできちゃって、ごめんなさい。

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グローバル経済のなかで地盤沈下の進む日本。再びIT先進国として飛躍するためには、ITをビジネスの武器とする発想が必要だ。ビジネスは現場が肝心。現場の意思決定のスピードアップなど現場力向上に先端ITをどう生かしていけばよいか、IT業界のフロントランナーがわかりやすく解説する。

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