相談者の悩み相談を華麗にスルー
人生論をマシンガントークする占い師

 まずは、モンスター度・初級(「筆者が集めたエピソードの中では比較的軽度であり、初級と分類してみた」と補足しておく)の事例から見ていきたい。

 「昔、20分で3000円くらいの電話占いをしたことがあります。けっこう早口な占い師さんで、セカセカした印象を受けました。限られた時間を有効に使おうとしてくれる意図ならいいのですが、何か焦ってるんだろうか、早く終わらせたいんだろうか……と不安に感じてしまうような雰囲気で。

 最後にびっくりしたのは、20分という決まりなのに、17〜18分くらいで切られてしまったこと。残り2〜3分とはいえ、お金を払っている側としては、えっ……と思いますよね。損した気持ちにしかならなかったです」(40代女性)

 昨今、電話占いといえば、「1分数百円」といった料金体系が多いため、上記のエピソードは電話占いが登場したての頃のものだと思われる。現在の料金体系下における電話占いでは、「会話の引き伸ばし」問題が発生していると聞く。

 相談者が気になる質問を投げて、占い師はそれにテンポよく返すのが理想的だが、中には絶妙なタイミングで意味深な言葉を発したり、会話を上手く誘導し、長話になるよう仕向けたり……といった占い師も存在するという。

 歩合制で、通話時間が長くなればなるほど収入が増える、となると、その“手口”を使う占い師が出てきてしまうのも、仕方がないだろう。システムの欠陥から生まれる問題だ。

「2年前、久しぶりに占いに行きたくなって、口コミで評判のいい先生のもとへ行ったんです。でも、ところがどっこい……。聞きたいことをまとめておいて、順に質問していくつもりが、一つ目の質問を投げかけた後、不安が頭をもたげました。