当調査のような総合満足度ランキングは、満足度の高いホテル選びの指標の一つとなりますが、今回は、知っておくとさらに満足度がアップする可能性が高いホテル選びの秘訣をご紹介します。

朝食の満足度が
宿泊時の満足度に大きく影響

 満足度アップにつながるポイントは2つあります。

 1つ目は、朝食です。

 出張でホテルに滞在する人の中には「出発時間が早いから朝食は食べない」という人が多いかもしれません。あるいは「コンビニで買って済ませよう」「出先でレストランを見つけよう」と考える人もいるでしょう。

 ところが朝食は近年、サービス競争が激化しており、ホテルを選ぶ、利用する際の重要な要素の一つとなっています。そのため、趣向を凝らした特色ある朝食メニューを売りの一つにするビジネスホテルも少なくありません。

 例えば、地元の食材やご当地料理など取り入れた朝食を用意しているホテルや、ビュッフェに健康面や美容面に配慮したメニューを用意するホテルもあります。

 出張中のスケジュールが忙しいと、現地の名物料理をゆっくり味わう機会がなかなかないかもしれません。そんな時でも、せめて朝食でその土地の料理を食べることができたら嬉しくなり、得した気分になる方も多いのではないでしょうか。

 当調査でも、朝食で満足した人ほどホテルの評価が高くなる傾向が見られます。客室やスタッフの対応に同じくらい満足した人よりも、朝食で満足した人の方が「リピートしたい」「周りに薦めたい」という気持ちが高まることもわかりました。

 また、朝食を食べる人の割合も増えています。

 1泊9000円未満のホテルで朝食を食べる人の割合は72.5%(2010年比3.9%増)。一方1泊9000~1万5000円のホテルで朝食を食べる人の割合は63.5%(2010年比7.2%増)と大きく増加しています。

 これは、各ホテルが取り組む朝食へのこだわりが利用者にも認知され、満足度を高めていることの表れといえるでしょう。

 ビジネスホテルの中には、朝食が無料で食べられるホテルもあります。少し早起きし、このようなサービスを積極的に活用してみてはいかがでしょうか。