“使い方”徹底追求で到達
「ツールはシンプルに」
そんなとき、後藤氏の目にとまったのは、なんとフリーウエア。iPhone向けの無料アプリ“NICE営業物語Smart”だった。「とにかく軽い」、フリーウエア版の使い勝手にほれ込んだ後藤氏自ら、開発元のシステムズナカシマに連絡を取り、「さらに軽くて、使いやすいものを」と独自の仕様も含めたカスタマイズ版の開発を依頼したという。
「導入後、うれしいことにアプリの使い方の問い合わせはごくわずか。それほどわかりやすく、使いやすいツールになったと自負しています。探客機会の最大化を担ううえで重要なエリアサポーター体制の拡大は、全国規模で順調に進んでいます」
「何のために誰が使うシステムなのか」。とことん考え抜き、必要な機能を絞り込んだところから、最強のツールは生まれる。HRMの成功はその好例だ。