これについてはっきりとした理由は解明されていないが、オメガ3系の油(青魚に含まれるドコサヘキサエン酸など)とオメガ6系の油(揚げ物に含まれるリノール酸など)の摂取バランスが崩れると、精神疾患が起こりやすくなる可能性があると考えられている。

 健康に良いとされるオメガ3系の油より、動脈硬化の要因ともいわれるオメガ6系の油を摂取しすぎると、健康だけでなく精神にも影響を与えてしまうかもしれないのだ。

 もちろんこれはまだ研究段階のため、はっきりしていない部分もあるものの、やはり日本人は魚中心の日本食を基本としたメニューを食べていたほうが、心身共に健康的でいられると考えてよさそうだ。

 ポテトフライ、フライドチキン、オニオンリング、ドーナツなど、欧米食は言うまでもなく揚げ物が多くなるのに比べ、日本食なら魚料理が多いので自然とオメガ3系の油を摂取する機会が増えるだろう。

「最近、揚げ物ばかり食べているかも…」と感じたなら、たまには昔ながらの日本食メニューを選んでみてはいかがだろうか。

健康に良いはずの赤ワインは
あの病気のリスクが高くなる!

 数年前、心疾患のリスクを下げるとして世界的に評判になった赤ワイン。ぶどうの皮に含まれるポリフェノールに抗酸化作用があり、血管を強くしなやかにするとして大いに注目を集めた。

 そのため、「赤ワインは健康に良い」という考え方が広がり、「心疾患予防のために毎日赤ワインを飲んでいます」という人が増えたようだ。中には、それほど飲めるわけではないのに、健康のためにわざわざ飲むようになった人までいるという。

 しかし、もし健康のためと思って毎日赤ワインを3杯以上飲んでいるという人は、今すぐにでもやめた方がいいと望月氏はいう。毎日何杯も飲んでいたら、心疾患のリスクを下げるどころか、脂肪肝、肝炎、肝臓がんのリスクを上げることになりかねないからだ。