日本と外国は
ゲーム環境も異なる

 また、日本と外国のゲーム環境の違いも、eスポーツの発展に大きく関わっていると、馬場氏は指摘する。

「アメリカのeスポーツは、PCゲームの普及とゲームの宣伝になる、と考えたゲーム会社が力を入れた結果、どんどん成長していきました。日本も同様にゲーム会社がeスポーツをプロモーションし始めたものの、それ以前にゲームセンターを基盤にしたコミュニティでゲーマーたちが育っており、彼らを中心としてeスポーツが発展してきたのです」

 ゲームセンター育ちのゲーマーたちは、ゲーム会社との直接的な利害関係を持たなかった。そのため、考え方によっては、「より健全なあり方で世界に誇るべきことだ」と馬場氏はいう。

 eスポーツという言葉が世界的に使われるようになったのは01年ごろ。しかし、日本ではそれ以前から、特に格闘ゲームに限っていえば、競技として盛んにプレイされており、メディアで報じられるように、決してeスポーツ後進国とは言い切れないのだ。