某大手シンクタンクは、中国が5年以内に世界一の市場になると予測している。

 中国市場は、世界の美容整形業界において注目の有望株なのだ。

美容整形のインバウンド
限定的な理由は何か

 中国人が訪日し美容整形を受ける、「インバウンド」の流れは既に始まっている。

 一方、この流れが未だ大きな潮流にならず、限定的なものにとどまっているにはいくつかの理由がある。

 第一は、訪日ビザの問題。気軽に訪問できる台湾、タイ、韓国に比べ、日本は以前に比べビザ発行の基準が低くなったとはいえ、そのハードルは依然として高い。

 第二は、銀聯、支付宝、微信をはじめとする中国人の決済インフラが、日本で整っていない点。

 加えて、これまで日本の美容整形業界が中国市場を注視してこなかったことにより、他国に比べ情報発信力に乏しく、結果、中国人から見た整形医療先進国としての日本のポジショニングが、実際の能力以上に低く見積もられてしまっている点も大きな要因の一つとなっていると筆者は分析している。

 これらを解決する事は、決して難しいことではない。

 それだけに、今、日本の美容整形業界には大きなチャンスが転がっていると言える。