あいさつは
最高の自己紹介になる

岩瀬さん あいさつについて、ひとつお話ししましょう。
ライフネット生命にも、おとなしい若手社員がいます。普段の彼は、おとなしく、人と話すときにモジモジするようなキャラクターです。ただ、朝のあいさつは違います。事務所に入ってくるなり、誰よりも大きな声であいさつをするのです。

Aさん へえ、意外ですし、感じがいいですね。

岩瀬さん そうなんです。あいさつされたほうも、彼の声を聞いただけで気持ちが明るくなります。
いつの間にか彼のあいさつが朝の風物詩のようになって、何かの都合で彼が不在のときなどは、寂しくなってしまうほどです。
新人は、まず顔と名前を覚えてもらうことが先決です。そして、「あの人と一緒に仕事をしてみたい」と思ってもらうことも大切。そういう意味では、彼のあいさつは最高の自己紹介になっていると思います。

Aさん あいさつは最高の自己紹介! そう言われると、やっぱり元気よくしたくなりました。
勇気を出して、明日もあいさつしてみます。

岩瀬さん 見ている人はちゃんと見ていると思います。ぜひ気持ちのいいあいさつを心がけてみてください。

シーンとした職場でも、朝のあいさつはハキハキとするべきか?

『入社1年目の教科書』の50のルール13「朝のあいさつはハキハキと」の理由がわかりました。
次回は、誰もが気になる「早く帰りたいときのあいさつ」について。新入社員が岩瀬さんに質問します。お楽しみに。(2018年4月5日更新予定)