バンダイナムコアミューズメント VR ZONE SHINJUKU
柳下邦久・バンダイナムコアミューズメント プロデュース3部 ゼネラルマネージャー Photo by Toshiaki Usami

 東京・新宿の歌舞伎町にある新宿ミラノ座の跡地に、ひときわ目立つ青い建物がある。バンダイナムコアミューズメントが運営するVR(バーチャルリアリティー)専用のゲーム施設、「VR ZONE SHINJUKU」だ。1100坪もあるVR専用施設としては日本最大級だ。

 基本の入場券とチケット4枚のセットで4400円という料金ながら、土日は「マリオカート アーケードグランプリVR」が90分待ちということも少なくない。また外国人客も多く、平日は3割を超えている。

「ゲームセンターでもテーマパークでもない新しい施設を造りたかった」と、バンダイナムコアミューズメントのプロデュース3部ゼネラルマネージャー、柳下邦久は振り返る。こだわったのは、ここでしかできない体験だ。「驚きのある体験をすると誰かに話したくなるし、友達を誘ってまた行こうという気になる」。

 例えば、マリオカートは家庭用ゲームとは全く違う。ゴーグルの形状をしたヘッドマウントディスプレーとヘッドフォンを着けてハンドルを握ると、後ろから悪役キャラクターのクッパのカートがぶつかってきて、揺らされた感覚になる。道が急になくなりジャンプ台からふわっとした感覚で着地したり、風が吹いてきたりといった臨場感もある。落ちてきた甲羅を他のプレーヤーに投げて妨害するなど、競争要素もある。

 記者が体験した横では、ドイツ人カップルが「こんなのは初めてだ」と興奮していた。