K課長 「リーダーは新入社員研修で忙しくてほとんど席にいないんだね。Yさんとしては、分からないことは、リーダーに聞いた方がいいと思う気持ちと、メールをしつこく送ると迷惑なのではないかという二つの気持ちがあるんだね」

Yさん 「はい、その通りです。仕事の進捗に大きく関係することですから、私一人で悩んで抱える問題ではないのは分かっています。しかし、誰に相談していいのか分からないまま、自分だけでチェックした請求書を発行してしましました。申し訳ありませんでした」

K課長 「そうでしたか。確かに仕事の進捗に関わることですよね。それならば、なおさら早めに相談して進めた方がいいですよね。しばらくリーダーは忙しいかもしれませんので、Dさんにチェックしてもらえるように私から伝えますから、明日から確認はDさんにお願いしてください」

Yさん 「ありがとうございます!」

コミュニケーションを大切にし
働きやすい環境の整備を

 このように、K課長は、Yさんの「混在する感情」を整理することによって、本音を引き出すことができ、その結果、Yさんが働きやすい環境を整えることができたのです。

 新入社員を迎えるこの時期、新入社員の研修や教育などによって、上司もかなりのパワーを使い、部下のことを気に掛けるような心の余裕がなくなってしまうこともあるでしょう。

 しかし、人手不足と言われる職場が多い中で、そうした若い世代の「働きやすい職場環境の整備」は、とても重要になってきます。今後ますます求められる、業務効率化を実現させるために、若い世代とのコミュニケーションを大切にして、「働きやすい職場環境の整備」を行いましょう。